両親の反対を押し切って好きな青年と逃亡の旅に出る娘のロサンゼルスからラスベガスまでの逃避行を描く。製作はロジャー・コーマン、監督は主演・脚本も兼ねる「アメリカン・グラフィティ」に出演したロン・ハワード。
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01. Grand Theft Auto (1977) : バニシング IN TURBO のストーリー
ロサンゼルスのビバリー・ヒルズに住むポーラ(ナンシー・モーガン)は、サム(ロン・ハワード)と結婚したいと考えていたが、彼女の両親は大反対だ。なぜならポーラの父親は大物実業家で、政界入りを果たすために資産家の息子コリンズ(ポール・リンク)に娘を嫁がせ地固めをしようとしていたからだ。コリンズを好きになれないポーラは、ある日、父親の愛用しているロールス・ロイスを盗み、サムを乗せてラスベガスへと向った。2人はそこで駆け落ち結婚する気なのだ。慌てた父親は私立探偵に捜査を依頼し、母親はコリンズに知らせた。ショックを受けたコリンズは、自ら追跡を実行し、人気DJのカーリー(ドン・スティール)に、ラジオを通じてポーラを連れ戻してくれた人に2万5千ドルの賞金を出すということを放送させる。さらに、コリンズが家を飛び出したことを知った母親は、彼を見つけた人に2万5千ドルを支払うと、同じくカーリーにアナウンスさせた。この生放送を聞いて追跡を始めたカー族をはじめ、私立探偵、やとわれギャングなどがラスベガスへと突進する。一方、逃げる2人は、そのことをラジオで知り、車内電話でDJに自分たちの立場を説明した。DJは、ラジオ通じて2人を激励し、追跡者たちをゴマかす放送をした。逃走を続ける2人は、ひょんなことでクラッシュ・ゲーム・サーキットに飛びこんでしまい、そこに追跡者たちの車もまぎれ込んだので、大変な騒ぎが生じた。父親や追跡者の目の前で、メチャメチャになったロールスから間一髪で飛び出し、サムとポールは一挙に教会へと向った。やがて、教会では、2人を祝して高らかにウエディング・マーチが鳴り響くのだった。
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